転ばぬ先の杖

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本日、久しぶりに通勤のために自転車に乗りました。普段は、顧問先への訪問がありますから、車で行動することがほとんどですが、事務作業がたまっていたため、今日は事務所での作業日とし、車は使わないだろうという判断から、自電車をこいだわけです。

結果、出発から2.5KM地点で転倒。

風が強かったため、お店の旗を巻き込む形で、前から思いっきり転倒しました。やっぱり運動不足が災いし、とっさの反応ができなかったのでしょう。悲しい限りですが、、、。今回は、擦り傷程度で済みましたが(3年ほど前は、スーツのズボンを破くほどの比較的酷いけがでした。)、最近買った革のカバンの角が禿げ、側面は擦り傷がついてしまったことは、おそらく今日の作業効率を下げてしまうほどのショックな出来事です。わずか買って1週間程度のことですから。

細かいことは気にしない

運動不足のために自電車を選択をしましたし、最近ではガソリン代も高騰してますから、微々たる節約(恥ずかしながら往復100円程度)もできるかなとの思いもありました。しかし、、、

運動不足のため→けが

微々たる節約のため→余計な出費(補修クリーム(1,000円)の購入のため)

本来の目的とは違う結果となったのです。もちろん運動不足解消のため自転車に乗ること自体は悪くないと思いますが、微々たる節約のために結果として多くの出費がかかったのでは、本末転倒です。これは、事業でも同じことですよね。

例えば、会計処理の時間短縮のために、クラウド会計を利用し、金融機関連動(入手金データ取込み)を行った場合、確かに仕訳はAIによって自動的に入力されますが、そのシステムを使う人が、十分に機能を使いこなせていないと余計に時間がかかることも起こりえます。(そもそもクラウドのため、これまでのデスクトップアプリに比べ、処理のレスポンスは遅いです。)売上でも同様で、単価の低い仕事や利益の取れない仕事などは、売上高にばかり目を向けていると、利益率の悪化を招き、最悪の場合は、経費(人件費を含む)の方が上回ることだってあり得ます。

目先の利益にとらわれない

目先の利益にばかりとらわれていると、本来の目的を達成できない可能性が高まります。売上や経費については先ほどの通りですが、節税についても同じで、税金を払いたくないとする行為が、逆に資金繰りの悪化を招くことだってあり得ます。必ず行動を起こすときは、必ずそのデメリットを考える必要があります。特に、会社でオーナー社長の場合は、意思決定が自由にできますし、個人ではないでので、その判断が少なからず甘くなる傾向があるように思います(自分は違うと思ってらっしゃる方、スイマセン。)。利益率の低い仕事の場合なら、現状のやり方で採算が取れるかどうか、取れないなら代替案はあるか。経費削減の場合なら、やり方がその会社にあったものか、その削減によって別の懸案を生まないか、そもそも優先順位の高いものか。など、一旦立ち止まってみることも必要ではないでしょうか?