「AIスコア・レンディング」かじってみた!

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本日の朝刊にも記載されていましたが、三菱UFJ銀行は来春にも中小・零細企業向け融資を始めるようです。預金の入出金履歴をもとに、AIが信用力を評価し融資の可否を判断するようです。大手では、みずほFGでも中小企業向けのAI融資の導入を進めているようですから、将来的にはこのAI融資が、資金繰りに苦慮する中小企業にとっての一つの選択肢となりえるでしょう。

そもそもAI融資とは

これまで「ヒト」が行っていた融資の審査を、「AI(人工知能)」が行うというものです。メリットは、インターネットで手続きが完了するため、融資実行までのスピードが早く、かつ金利が低い(消費者金融と比べて)ことが挙げられます。

J.ScoreのAIスコア・レンディング

J.Scoreとはみずほ銀行とソフトバンクの合弁会社です。そこの会社が行っているサービスに「AIスコア・レンディング」というものがあります。自身に関する情報をインターネットを通じて入力すると、AIが信用力を評価し自身のスコアが表示されます。融資の限度額や金利などは基本的にこのスコアの値が基準となります。

アカウント(無料)を作成した後、AIからの簡単な質問に答えるとその結果が、下記のように点数となって表示されます。

600点以上になると融資の申し込みが可能となり、融資条件は、それまでに質問に答えた結果(スコア)によります。私の場合は433点ですから、このままでは融資申し込みができません。そういう時は、「スコアアップ」機能があり、さらに質問に答えていくことになります。多くの質問に答えることで、点数がアップするにつれ、融資が可能となり、融資条件も良くなっていきます。その「スコアアップ」機能は下記の通りです。

最初の簡単な質問は、「プロフィール」の一部分であり、それ以外にも「生活」「情報連携」「性格」「ウォレット」「ファイナンス」があります。質問は全部で150以上にも及ぶそうです。また、「情報連携」では、「ソフトバンク」や「みずほ銀行」と情報連携することで、金利引き下げが可能だとのこと。どこまで、深く入り込んでいくかはその人次第ですが、一種のゲーム感覚ですね。楽しんでいるうちに気が付いたら、必要以上に個人情報を提供することになるかもしれません。みなさん、自己責任で。